milwa-maison/フォトウェディング

えとうしのぶ(左)/miquni代表。1981年生まれ。北吉津町に構える店舗にはすこし変わった季節の花やインテリアグリーンが並ぶ。初心者でも気軽に学べるフラワーレッスンも人気。milwa-maison

ふじたたかこ(右)/calme hair salonブライダル統括。1980年生まれ。沖野上町にあるヘアサロンを拠点に結婚式場などで活躍。ヘアメイクからメンタル面まで新郎新婦をサポート。

メイクと花で彩る特別な日。

 挙式や披露宴をしない代わりに、スタジオや景色が綺麗な場所で結婚式写真を撮る「フォトウェディング」。メイクアップアーティストの藤田隆子さんとフラワーデザイナーの江藤忍さんは、大三島に住むフリーカメラマンの和田愛さんと3人で、「milwa-maison(ミルワメゾン)」として独自のフォトウェディングを制作している。彼女たちの作品は、いったいどのように生まれるのか。藤田さんと江藤さんに聞いてみた。

藤田:フォトウェディングでは、私がモデルさんにヘアメイクをしている間に、江藤さんが花や小物のセッティングをしてくれます。いつも打ち合わせやイメージのすり合わせはするけど、ディスプレイは江藤さんにお任せ。
江藤:花はその時々で違うので、ある程度準備して行きます。先日の大三島での撮影は、廃墟の裏手に気持ち良い林を見つけて、そこで撮影しました。
藤田:江藤さんが飾り付けて、和田さんが撮るといい感じになるんですよね。「かわいい」とか「ナチュラル」って感覚的な表現だけど、私たち3人は価値観が一致しているというか。
 あとは信頼ですね。江藤さんについては作品を通してそれを感じています。花を使った髪飾りは、花がもつように、切り口に水を含ませたコットンを付けてテープを巻いて工夫してくれたり、「使いにくくない?」とか、いつもヘアメイク側の意見を聞いてくれるんです。
江藤:藤田さんも意見を言ってくれるから、私もそれで助けられています。例えば、予定通りの花を用意できなくても、藤田さんならうまいこと仕上げてくれる。一見綺麗でも状態が良くなくて、用意した花を枯らしてしまったり、選んだ産地が悪くて失敗することもあります。だから、ウェディングの時は、いつも多めに花を仕入れておくようにしています。
藤田:そこも信頼できるポイント。花の表情というんでしょうか。ウェディング用のブーケは特に、いつもベストな表情の花で作ってくれますよね。
江藤:フォトウェディングにしても、結婚式にしても。ブーケは一生に一度、その日だけのものなので。

ウェディングドレスを着なくてもいい
藤田:結婚式場の仕事とは別に、3人でフォトウェディングの制作を本格的にスタートしたのは今年2017年に入ってから。依頼された結婚式場の仕事は条件が多く、なかなか私たちのカラーを出しきれません。でも、自分たちで企画したフォトウェディングなら、共感してくれた新郎新婦と一緒に私たちらしい作品を作ることができます。フィーリングの合う仕事を増やしていきたいです。
江藤:そうですね。フォトウェディングでは、必ずしもウェディングドレスを着なくてもいいし、綺麗な場所でなくても素敵に仕上げることができます。廃墟の裏でもいいですし。みなさんにいろんな可能性と楽しみを提案して、共有していきたいです。
藤田:まだまだこれからですが、私たちのフォトウェディングを通して、自分らしさを楽しむ人がどんどん増えていくとうれしいですね。
(文=前原尚美)

「フラワー」×「ヘアメイク」×「フォトグラフ」。女性3人から成るオリジナルフォトウェディングの企画チーム。新郎新婦の個性を、3人それぞれのアイデアや感覚で引き出し、オリジナリティあふれる作品に仕上げる。https://milwa-maison.jimdo.com

関連記事

  1. 澁谷誠/ベッセルホテル

  2. 池尻琇香/書家

  3. 山内隆裕/SMALL BAKE SHOP

  4. 高田展久/ヌーヴェル ヴァーグ

  5. 吉川泰正/福山八幡宮

  6. 井口絵海/NPO法人mamanohibi