昼田萌/大阪芸術大学生

ひるたもえ/大阪芸術大学通信教育部芸術学部 デザイン学科 グラフィックデザイン専攻。1996年生まれ。2015年大阪芸術大学デザイン学科に入学。2018年まで1年半の間アルバイトで文具や雑貨ブランドの企画部デザイナーとして働く。

ヒト、モノ、デザイン。

 大阪芸術大学の通信教育でグラフィックデザインを学ぶ、昼田萌さん。2018 年まで、大学で学びながら文具や雑貨の会社でアルバイトのデザイナーとして働いていました。大学生と社会人のどちらも経験した大学生の昼田さんに、働く中で感じたことやデザインについて聞きました。

幼い頃から絵を描くのが好きで、だんだんとデザインに携わる仕事に興味を持ち始めました。現在、大学ではグラフィックデザインを専攻していて、主にパッケージなどのグラフィックデザインについて学んでいます。授業では、実際に商品のパッケージをデザインすることも多く、ある授業では、架空のブランドを想定して、それがどういうブランドでどんなものを作っているか。コンセプトを設定し、そのパッケージや、商品をデザインして製作します。

8 割ぐらい違う現実 
大学3年生から約1年半ほど、文房具や雑貨を取り扱う会社の企画部にアルバイト入社をし、デザイナー兼ショップスタッフとして働いていました。ショップで販売されている商品がどのように生まれ、どのように販売されていくかを現場で学び働くことで、自分の知識がどれだけ狭く浅いかを思い知らされました。
商品を説明するPOP を作るにしても、自分のアイデアが修正まみれで戻ってくることが度々あり、学生の自分がそれまで思っていたことや学んでいたことが、リアルな現場では8割ぐらい違うものだと感じました。その度に、何がどうだめだったのかを教えてもらい、デザインを仕事にしている人の話を直接聞き、デザインの基本や応用を教えてもらい、良い経験となりました。
人とモノをデザインでどうつなげて、どのようにメッセージを届けるかは、仕事を通じて私の中に生まれた視点のひとつです。イラストでもそうですが、パッケージデザインも、デザインしたその先にメッセージを受け取る誰かがいて、そして、そのモノを販売する人がいます。デザインをどのように機能させ、どんなメッセージを届けるべきかと深く考えるようになりました。
最近では、私がデザインするモノや、友人から依頼される絵などにもそのことが表れるようになったと感じています。グラフィックデザインに興味を持ったことから芸術大学に入学しましたが、元々絵を描くことが好きで、今でもデザインの他に絵を頼まれることもあります。ただ、今までは自分の中にある相手に対しての思いを表現した、ある意味自己満足のデザインが多かったんです。大学での学びやアルバイトでの経験を経たことで、人とデザインの関係性を考え、相手がこれを受け取った時にどんな気持ちになり、どんなメッセージが伝わるか、喜んでくれるだろうか、先の目線を踏まえてデザインをするようになりました。私の中のデザインに対する考えが変わってきて、今も日々模索しています。

小さな幸せを与えられる人 
2019 年4 月、現在大学4年生です。将来、デザインやイラストに関わる仕事をしていきたいと思っています。自分のデザインやイラストによって、直接的に関わる人でも、見ず知らずの人たちでも、回り回って多くの人の日々に何か小さな幸せを与えられるような、そんな人になりたいです。(文=山﨑小由美)

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